先日、12月9日(土)にスタニスラフ・ブーニンさんのピアノリサイタルに行ってきました。
会場は東京のサントリーホール。
会場の外とエントランスは、クリスマスの装飾がされていてとても綺麗でした。
今回は
・演奏の感想
をお伝えしたいと思います。
演奏曲目リストやアンコール曲は?
ポスターに演奏曲目が記載されていましたが、当日は一部変更がありました。
演奏曲目リスト
演奏曲目は、以下の通りです。
《第一部》
・ショパン
ノクターン第5番 嬰ヘ長調 作品15-2
ポロネーズ第1番 嬰ハ短調 作品26-1
プレリュード第15番 変ニ長調 作品28-15《雨だれ》
マズルカ 作品63-2,3
マズルカ 作品50-3
ポロネーズ第7番 変イ長調 作品61《幻想》
《第二部》
・シューマン
色とりどりの小品 作品99より
・メンデルスゾーン
無言歌集 第1巻より「甘い思い出」作品19-1
“色とりどりの小品“については、当日に8曲〜10曲を選んで演奏。
アンコール曲
アンコールは、以下の1曲でした。
サントリーホール以前のリサイタルでは、アンコールがなかったという話がありましたが、今回はありました。
体調が心配だったので、アンコールがあると思っていませんでしたので、これには感動。
会場からも盛大な拍手が贈られました。
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スタニスラフ・ブーニンの演奏は?
会場に現れたブーニンさんは、緊張している様子が伺えました。
椅子に座って演奏までに暫く時間が。
演奏が始まると暫く少し左指の音が出にくいのかな?という感じで、右手の音が目立って聞こえている印象でした。
そして2曲か3曲目を弾き終わると、ステージから去ってしまうという場面が。
会場は少しざわつき、体調が良くないのかな?このまま演奏が中止になってしまうのかな?と私を含め、みなさんが心配している様子がわかりました。
暫く時間が経ちブーニンさんが再び現れ、会場は暖かい拍手で迎えました。
その後は、演奏を重ねる毎に、ブーニンさんらしい音色に。
知る限りの情報では、左手(指)が以前のように動かないと聞いていたのでどのような演奏になるのか心配でしがたが、リサイタルが終わってしまうと、そのことが本当なのかと思ってしまうほどの感動的な演奏でした。
2024年1月1日、NHKで特別放送
今回のリサイタルのもようが、2024年1月1日NHKで放送されるそうです。
30分ほどの番組。
欲を言えば1時間ぐらいあったら嬉しかったんですけれどね。
放送日が待ち遠しいです。
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スタニスラフ・ブーニン 2023年ピアノリサイタルin東京 演奏曲や感想についてのまとめ
数年前に足を怪我して車椅子姿が週刊誌にキャッチされている姿を見たとき、とてもショックを受けました。
その時にインタビューに答えていたブーニンさんは、怪我について「大丈夫」と言う発言をされていたので、まさか骨折した左足の治癒がうまくいかず、8㎝も切断してしまうこととなるなんて夢にも思っていませんでした。
その上、左手も思うように動かず、持病に糖尿病があったことも知りませんでした。
大変な困難を乗り越えて、再びステージに戻ってきてくれたことに感謝しかありません。
今後もリサイタルがあれば、足を運びたいと思います。
みなさんもぜひリアルタイムでブーニンさんが奏でる素晴らしい演奏を聴いてくださいね。
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