カプースチンの楽曲は、ジャズとクラシックを融合したもの。
リズムがジャズを思わせ、また、クラシック音楽を感じさせる美しい旋律も魅力です。
一度耳にしたら、虜になる事間違いといっても過言ではないと思います。
そんなカプースチンの楽曲で人気があるのが“8つの演奏会用エチュード”。
この楽曲の難易度はどのくらいなのか、また楽譜の購入について見ていきたいと思います。
8つの演奏会用エチードの難易度は?
このエチュードの難易度ですが、上級者向けでしょう。
実際に楽譜を開いてみると、1オクターブの重音が多く、更にリズムが難しいものとなっています。
重音は右手に多く、1オクターブ内での5音同時に弾く重音、1オクターブを超えた5音同時に弾く重音が目立ち、両手共に細かい16分音符で旋律を奏でます。
そして左手でジャズを思わせる独特のリズムを刻みます。
また、左手も右手同様に重音がありますが、何よりもリズムと跳躍した音をいかに正確に捉えるかが重要になってきます。
そもそもカプースチンの音楽は、ジャズのリズムが入っているので、ジャズの演奏に慣れている方ならともかく、そうでない方には難しいでしょう。
カプースチン 8つの演奏会用エチュードの楽譜の購入は?
楽譜の購入ですが、入手が難しいという話を耳にします。
Amazonや楽天で検索をすると、楽譜がヒットしますが、価格は様々です。
私自身は、近くの楽器店で購入できなかったので、Amazonで楽譜を購入しました。
価格は4,000円以内。
輸入の楽譜という事もあるのか、ページ数からするとちょっとお高めでしょうか。
同じ楽譜でも数千円の差がありましたし、入荷まで2、3ヶ月待ちなど様々でしたので、いろんなところで価格を比べて購入をお勧めします。
カプースチン 8つの演奏会用エチュードの難易度、楽譜の購入は?のまとめ
カプースチンの“8つの演奏会用エチュード”の難易度は、上級者向けと書きましたが、手の大きさが、余裕で1オクターブ以上届き、重音を掴む(弾く)ことが得意な方でしたら、上級よりの中級者向けの曲だと思います。
実際に1番目の曲“プレリュード”を弾いてみたのですが、やはりカプースチンの曲を弾くには、手が大きい方が良いと感じました。
私は1オクターブ+1音(ドから9音目のレ)までしか届かないという手の大きさなのですが、実際に弾いてみると、5本の指を全て押さえる重音や1オクターブ以上の跳躍の音を素早く捉えることは、中々容易なことではありませんでした。
ちなみに私は、プロのピアニストではありませんし、物凄くピアノが弾ける訳でもありません。
ですが、全く弾くことができないという訳ではなかったので、私のようにあまり手が大きくない方でもカプースチンの“8つの演奏会用エチュード”にチャレンジしてほしいと思います。
あと楽譜の購入は、実店舗で難しいようなので、ネット通販がおすすめ。
ただし、楽譜が手に入りにくいことをいいことに、明らかに価格を釣り上げている販売が見受けられますので、しっかりと確認してからご購入してくださいね。