松武秀樹さんはシンセサイザー奏者の第一人者。
『題名のない音楽会』に出演します。
正式名称は“モーグ・シンセサイザー”というそうです。
シンセサイザーは1970年代のテクノブームで注目が集まります。
当時、シンセサイザーは貴重な物で、海外から輸送料や関税で当時の日本円に換算して1,000万円かかったという、とても高価な機材。
そんな機材が奏でる音に魅了された松武秀樹さん。
どのようにして、シンセサイザーに携わっていったのでしょうか?
また、あの世界的な音楽家、坂本龍一さんやユニット“YMO”と関係があるそうです。
どんな関係なのか気になりますね。
みなさんこんにちは。
kanade♪です。
では、松武秀樹さんをご紹介です。
松武秀樹WIKI
出典:http://gm.fanmo.jp
名前:松武秀樹
生年月日:1951年8月12日
出身地:神奈川県横浜市
学歴:『千代田電子技術専門学校』
職業:作曲家、編曲家、シンセサイザープログラマー
その他:
・『一般財団法人 日本シンセサイザープログラマー協会』代表理事
・『一般財団法人 演奏家権利処理合同機構MPN』副理事
・『公益社団法人 日本芸能実演家団体協議会』常務理事(広報担当)
父親は音楽家で“原信夫とシャープスアンドフラッツ”の創設メンバーでテナーサックス奏者の松武静夫さん。
このことから、松武秀樹さんは幼少の頃から音楽に親しみ育ちます。
松武秀樹がシンセサイザーに携わるきっかけ
松武秀樹さんがシンセサイザーの存在を知ったのは、1970年の『大阪万博』。
この時、ウォルター・カーロスの“スイッチド・オン・バッハ”の自動演奏を耳にします。
“スイッチド・オン・バッハ”とは、シンセサイザーとコンピューターを組み合わせて演奏されたもの。
その不思議な音に魅了されます。
そして、1971年、松武秀樹さんは“千代田電子技術専門学校”を卒業すると、父親の松武静夫さんの伝手で作曲家であり、後にシンセサイザー奏者となる故:冨田勲さんのマネージメント会社『インターバック』に19歳の時に弟子入りという形で入社。
アシスタントとなり、“モーグ・シンセサイザー”の音楽制作を経験後、
23歳の頃、音楽制作会社『エム・エー・シー』(MAC,Musical Advertising Corps)を設立し、独立。
この時、シンセサイザー“Moog III-C”を購入。
とても高価でしたが、パトロン会社や後に参加する“YMO”の参画のお陰で購入する事ができたそうです。
シンセサイザーの別名は“タンス”?
Eumシステムのアナログ・シンセサイザーの別名は“タンス”というのだとか。
どうして“タンス”なのでしょう。
出典:http://sawacreativestudio.com
この名前を付けたのは松武秀樹さん。
その理由は
“タンスの引き出しからいろんな物を出すように、多彩な音を出すことができるから”
だそうです。
わかりやすく、何ともユニークな名前ですね。
松武秀樹とYMOの関係は?
松武秀樹さんは、あの坂本龍一さんや音楽ユニット“YMO”と関係があるとか。
そのきっかけはどのようなものなのでしょうか?
松武秀樹さんが独立し、坂本龍一さんの『千のナイフ』の音楽制作に携わります。
この時に、後に結成する“YMO”の細野晴臣さんが見学に。
数日後、細野晴臣さんのマネージャーより
「電子楽器を使うYMOというバンドをやるので一緒にやらないか」
と誘われます。
これがきっかけで“YMO”に参加。
“YMO第四のメンバー”と呼ばれることとなりました。
松武秀樹さん曰く、当時は電子楽器は高価ということもあり、演奏出来る人もいなかったという背景もあり、声がかかったのでは?と語っておられます。
ですが、本当に松武秀樹さんの音楽の才能を見込んで“YMO”のメンバーに、というオファーがあったのでしょうね。
松武秀樹の経歴
松武秀樹さんの主な経歴のご紹介しましょう。
●1974年
音楽制作会社『エム・エー・シー』(MAC,Musical Advertising Corps)を設立し、独立。
●1978年
矢野顕子さんのアルバム『トキメキ』のレコーディンングで“デジタル・シーケンサー”を使用。
その後、坂本龍一さんの初めてのソロアルバム『千のナイフ』に参加。
●1978年〜1982年
“YMO”の“サウンド・プログラマー”として参加。
●1980年
テレビ特撮番組の主題歌やBGMも担当。
●1981年
自身のユニット“Logic System”を結成。
●1988年
入江純さん、松本隆さんとユニット“AKIHABARA ELECTRIC CIRCUS”を結成。
●1993年
辻仁成さんとユニット“BEAT MUSIK”を結成。
この後も様々なアーティストとユニットを結成し、活躍します。
●2011年
“Logic System”はDj Hatveyを筆頭に豪華ミキサー陣が参加。
リリースに合わせて“エレクトロニック・ミュージック”にフョーカスした新レーベル『MOTION±』を始動。
2017年2月には音楽活動45周年を迎え、『LOGIC CHRONICLE』を発表し、同年4月に『第20回文化庁メディア芸術祭』功労賞を受賞しています。
最後に
松武秀樹さんは今回の『題名のない音楽会』でどのような演奏を披露してくれるのでしょうか。
シンセサイザーをメインに音楽を聴く機会がほとんどないので、今回の御オンエアが楽しみですね。
出典:https://jp.yamaha.com
では今回はこの辺で。
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ありがとうございました。
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kanade♪
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