前回は五嶋みどりさんのプロフィールを中心にご紹介致しました。
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今回は五嶋みどりさんは世界中を驚かせた『タングルウッドの奇跡』についてや、病気の事、今現在の活動についてご紹介したいと思います。
では早速、五嶋みどりさんを改めてご紹介致します。
五嶋みどりが14歳で起こした奇跡『タングルウッドの奇跡』
五嶋みどりさんのプロフィールについては、別記事でご紹介しておりますので、そちらをご覧下さいませ。
五嶋みどりさんは、3歳からバイオリニストであったお母様の五嶋節さんの厳しい指導により、才能を開花させ、11歳の頃に音楽学院の最高峰と言われる『ジュリアード音楽院』へ入学します。
その後、1982年の12月に11歳でアメリカデビューを果たします
そして4年後の1986年、音楽史に残る出来事と言っても過言ではない奇跡を起こします。
その奇跡が有名な『タングルウッドの奇跡』です。
この『タングルウッドの奇跡』とは、五嶋みどりさんがこの1986年に『タングルウッド音楽祭』に出演した時の出来事から名前がつきました。
その出来事とは、演奏中にバイオリンの弦が2度切れるというハプニングが起こります。
普通でしたら、大事な本番で弦が切れてしまったら、演奏等できる状態では無くなる事でしょう。
そんなアクシデントが2度も立続けに起こったのです。
にも関わらず、14歳の五嶋みどりさんはその後、新しく持ち替えたバイオリンで素晴らしい演奏を披露しました。
この時、1stバイオリニストのバイオリンを借り、次に弦が切れた時には2stバイオリニストのバイオリンを借り演奏を続けます。
それも何事もなかったように素早くバイオリンを借りて演奏してしまうのです。
その時の模様が映像に残っています。
ではご覧下さい。
●『タングルウッドの奇跡』
いかがでしたか?
この時の指揮者はアメリカはもちろん、世界的に有名な指揮者のバーンスタインさんでした。
そんな凄い指揮者と共演の上に、本番であったのにあの行動です。
もう凄いを通り越してしまいますよね。
映像をご覧のように、演奏が終わるとバーンスタインさんは驚嘆を尊敬の意を表し、五嶋みどりさんをハグされます。
そして1stバイオリニストも2stバイオリニストも五嶋みどりさんの演奏を称え、その他の楽団員、観衆をも巻き込み五嶋みどりさんの素晴らしい演奏を称えました。
翌日にはこの出来事が“ニューヨークタイムズ”に紹介されます。
その時の見出しは
と、一面トップを飾りました。
そしてアメリカの小学校の教科書には
『タングルウッドの奇跡』として掲載される事となります。
それにしても偉大な指揮者のバーンスタインさんの指揮で演奏中に弦が切れたにも関わらず演奏をやってのけるとは、本当に天才バイオリニストとしか言いようがありませんね。
五嶋みどりを襲った病とは?
五嶋みどりさんのバイオリニストとしての人生は順調であったと思われましたが、22歳のある日、病が襲いかかります。
22歳の時に鬱病と拒食症を併発してしまうのです。
突然、心身に以上をきたしてしまい、自身でも訳がわからなくなってしまったといいます。
とてもバイオリンを演奏出来るという状態では無かった為、緊急入院する事に。
その当時のものと思われる写真は、とても瘦せてしまっていて、痛々しい姿となっています。
幼い頃より音楽中心の生活。そして早くから世界中の人々に注目され、誰にもわからないとてつもないプレッシャーでストレスがかかっていたのでしょうね。
幸いにも、治療により症状がよくなり、良かったですね。
五嶋みどりに子供が誕生について
辛い病との闘いがありましたが、そんな時期を乗り越え、2014年に五嶋みどりさんが妊娠を発表します。
ですが、妊娠の発表はありましたが、子様が誕生したという情報もなく、結婚の話しもありませんでした
そんな事もあり、世間ではこの妊娠・出産について、精子バンクで精子を提供してもらい、妊娠し出産したのでは?という噂が流れているようです。
その事について、どうなのか調べてみました。
残念ながら信憑性については不明なのですが、普通の会社員の男性との間に子様を授かったという情報がありました。
実際はどうであれ、お子様とそしてご主人と楽しい日々を過ごしている事を願いたいですね。
五嶋みどりの今現在は?
五嶋みどりさんは大きな病気にかかってしまいましたが、その中で、バイオリンの世界とは違った事に目を向ける事となりました。
その時の事が今現在の活動のきっかけとなっているようです。
病に襲われた時、音楽とは関係のない事に目を向けます。
そして、徐々に回復していくと、プロの音楽家と一緒に演奏するのではなく、アマチュアの劇団と公演をしたり、障害のある子供達と音楽を通して触れ合ったりしました。
その事から1992年にニューヨークに非営利団体『Midori&Friends』、東京に『みどり教育財団東京支部』を設立。
そして日本法人として『ミュージック・シェアリング』を発足。
若手の演奏家達とともに世界各地の発展途上国に無料でコンサートを開催され、音楽を通して世界に貢献。
その実績が認められ、2007年には国連の『ピース・メッセンジャー』に就任。
これは日本人で初めての事です。
このように、ステージに立ち演奏するバイオリニストの仕事とは別に、国内外で慈善活動もされておられます。
同年より『南カリフォルニア大学ソーントン音楽学校』の弦楽学部主任教授に。
また、現在も年間およそ100公演をこなし、『全米絃楽器教師協会』の理事も務めているとのことです。
五嶋みどりのまとめ
今回は五嶋みどりさんの有名な『タングルウッドの奇跡』についてや現在の五嶋みどりさんの活動についてご紹介致しました。
出典:http://file.hkpo.blog.shinobi.jp
若い頃には病気で辛い想いをされ、それを克服する事は大変だったと思います。
現在は元気になられ、慈善事業や後進の育成、そして恐らくお子様もおられ、充実した日々を送られているのではないでしょうか。
これからの活躍も応援したいと思います。
では、今回はこの辺で。
みなさん本日もご訪問頂きましてありがとうございました。
また次回お会い致しましょう。
kanade♪
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